POWER6のBladeCenter JS**の投入はいつ頃?

IBM、間もなく「POWER6」プロセッサ搭載サーバをリリースへ[CNET Japan] ビジネス-最新ニュース:IT-PLUS
POWER6ベースのサーバーがもうすぐ出てくると言うニュースです。当面リリースされるのは、おそらくSystem p(p6?)シリーズだと推察されますが、そう遠くない将来にはSystem iとBladeCenter用Power6搭載プロセッサー・ブレードが出てくるでしょう。
これまでのPowerPC 970MP搭載BladeCenter JS21は、System pと同じAIXLinux for Powerを動作させることができ、POWER5+と完全なバイナリー・レベルの互換性を保っていながら、どうしてもローエンドのイメージが払拭できずに実質終わってしまったという感覚を持っています。
そうなった原因を単純にイメージの問題とするのは乱暴ですが、それでもPOWER5+ではなくPowerPCを搭載していたことによるネガティブ・イメージが、売る側買う側にあったのも事実だと思います。
BladeCenterは2002年から、プロセッサー・ブレードとスイッチ・ブレードの互換性を保ち続け、その上でシャーシ・プロセッサー・スイッチの選択肢を広げ、機能拡張を続けてきた、稀有なブレード・サーバーです。その枠の中でItanium 2とは桁の違うパフォーマンスを発揮するPOWER6が使えるようになるというのは、UNIXを利用してきた企業にとって朗報です。2006年までと違い、BladeCenter Hシャーシという強力なインフラがその真価を発揮できるように、周辺機器もそろいました。
IBMには早い段階でPOWER6搭載 BladeCenter JSシリーズを市場に投入してくれることを期待したいところです。