IBM eX5発表と反応

金曜日はIBMパートナー向けeX5製品説明会に参加してきましたが、VMwareMicrosoftIntelRed HatとBig nameにエンドースされ、大手SIerの方々含め概ね良好な反応だったように見受けられます。
日本語の個人blogでもぼちぼち取り上げられていますね。

http://d.hatena.ne.jp/takaochan/20100307/1267894428
http://littlestrokes.orz.hm/wordpress/?p=1160
http://geodenx.blogspot.com/2010/03/ibm-ex5.html
http://hard-kei.blogspot.com/2010/03/ibmx86ex5.html

今回のテクノロジーの肝はQPIおよびEXAと呼ばれるIBM独自実装NUMAの外部ケーブル接続と見ます。QPIは1リンクあたり6.4GT/s(EXAは好評されていたっけか?でも同等以上のはず)というとんでもない転送速度を、さくっとケーブルで接続してしまうのですから・・・・。
これができて初めて、MAX5のCPU固有の制約を超えたメモリー増設ができるようになるわけで、他のハードウェアベンダーが例えばブレードで真似しようと思っても、そのそもインターコネクトのところが容易ではないということになります。

BladeCenter HX5は以前のHS21世代のメモリーI/O拡張ユニットと違って、ブレード内部に接続用のポートを持っておらず、ブレード上部に別途コネクターを装備したようです
http://bladesmadesimple.com/2010/03/announcing-the-ibm-bladecenter-hx5-blade-server-with-detailed-pics/
他社のようにシャーシ・バックプレーンを使ったインターコネクトでは難しい部分を、メインフレームで培ったテクノロジーでクリアするという、IBMらしい解決策です。

実際は3TBのメモリーまでは要らないとかいう場合でも、安い8GBのメモリーを使って1.5TBまで拡張できるx3850 X5といい、2CPUで1TBのメモリー搭載が可能なx3690 X5といい、今回のeX5は使い方の幅がハンパないですね。