Solid State DriveによるDiskless Blade

日本IBM、業界初のブレードサーバ用半導体ストレージを製品化 | エンタープライズ | マイコミジャーナル
BladeCenter HS21XMは、HS21のメモリー・スロットを倍増させたモデルですが、価格的な理由からFibreChannelやiSCSIなどの外部ストレージを購入しない一般的なユーザーにとって、内臓HDDでRAID1という条件が満たせないのが泣き所でした。
今回発表されたSSD(Solid State Drive)は、単体のドライブとしての可用性を挙げたことによりこの部分の不安を払拭し、Bladeサーバー内部から常時回転するコンポーネントを完全に排除してサーバー全体の可用性をも大幅に高めるだけでなく、サーバー単位での消費電力を大幅に下げることのできる製品となっています。
http://www-06.ibm.com/systems/jp/bladecenter/campaign/ssd70/
さらに台数限定ですが、キャンペーン価格でHS21XMにタダ同然でつけられるというおまけつきです。
ブレード型サーバーによるインフラ設計ではサーバー内臓HDDを廃し、外部ストレージの接続によるストレージ統合をセットで考えるべきと言うのがわたしの個人的な考え方です。サーバーとストレージを切り離して管理することによるメリットは、たとえば無駄なディスク容量を極力減らすことや、ディスク・コントローラーやパスを含めた完全二重化を実現することによる可用性向上が挙げられますが、そうはいってもFibreChannelによるSANの構築はそうそう手が出る価格で実現できるものではありません。
ディスク容量もOS起動用としては十分ありますし、非常に安価にDiskless Bladeが実現できると言う意味では、SSDは一つのソリューションと言えそうです。