亡国のイージス、TVでようやく観る

亡国のイージス オフィシャルサイト : 角川ヘラルド映画
原作と比べれば、やはり大幅な描写の割愛があって物足りなさは残りましたが、それでも面白かったです。先週同様にTV初放映でようやく観る事の出来た「容疑者 室井慎次」は期待値よりかなり下だっただけに、満足度が高いですね。
エンターテインメントと現実社会を一緒くたに書くのもどうかと思いますが、日本国民は真剣に国防を見直す時期に来ているのでしょう。政府の陰謀説が出てきそうなほど(笑)、そう思う材料(この映画も含め)がここ数年でふんだんに国民に対して提供されるようになってきましたが、時期はともかくこの流れは必然だと思うのです。核保有議論という言葉そのものがタブー視されるような異常な状況は、長い戦後を経てようやく変わろうとしているのです。憲法9条死守を叫ぶ皆様、核保有の是非を議論することさえ許せない皆様、米軍駐屯に心から反対されている皆様方には、いい加減「市民」などと言われる怪しげな集団意識から脱却し、「日本国民」として国民の生命と財産を守ることを視野に入れた活動を、是非お願いしたいものです。
この映画の製作に産経新聞がかかわっているのを初めて知りましたが、作品の持つメッセージ性には産経色が色濃く出ていて面白いですね。でもって、この映画を放映したのがテレ朝だったというところがなかなか興味深いです。