義父の死に思うこと

昨日、義父が他界しました。外出先で脳出血により意識を失い、同行していた家族によって呼ばれた救急車で搬送された病院で、静かに息を引き取りました。
周りは死を悲しむのが当然ですし、私自身もよくしていただきましたから寂しいのですが、今回の義父が倒れた経緯を一通り聞くにつけ、お義父さんが羨ましいと思う気持ちが間違いなくあります。
やはりある程度の年齢であれば、直前まで元気で、苦しまず、倒れてからは短期間で、静かに逝けるというのはある意味理想的な死の迎え方なのだと思うのです。
ましてや倒れる直前までお義母さん、娘夫婦と一緒にいて楽しく過ごしていて、しかも病院で親族みんなに見送られて旅立たれたわけですから、ああ、こんな生き方ならぬ逝き方ならいいなぁ・・・という感情も芽生えるというものです。
明日お通夜、明後日告別式です。最後の別れを惜しみ、感謝の思いを精一杯伝えながら、若い頃からいろいろあったと聞いていますが、いい人生でしたね、と羨む気持ちも義父に持っていってもらおうかと思っています。