仮想化技術で出荷台数は落ち込んでいく

同期のサーバ市場出荷金額は前年同期比4.4%増の130億ドル強、出荷台数は前年同期比9.1%増の20億台となり、出荷金額は第2四半期と比べてわずかに増加したものの、出荷台数は減少した。この傾向は仮想化技術の利用拡大に起因するとガートナーは見ている。

VMware Infrastructure 3やVirtualIronの引き合いは身近なビジネスで間違いなく強まっています。x86アーキテクチャーの世界に仮想化が持ち込まれれば、出荷台数を牽引していたローエンド・ミッドレンジサーバーの数は出なくなっていくわけで、台数減少は今後のトレンドとして継続していくことでしょう。もともと汎用機・UNIXサーバーの世界では当然のものとして受け入れられてきた論理パーティショニングが所謂仮想化の走りですので、これらについては仮想化=出荷台数の低減とは結びつかないまでも、UNIXサーバーはx86に出荷台数シェアを明らかに食われています。広い意味ではx86の仮想化が一般化したことも、UNIXの台数を落とす要因になっているかもしれませんね。