本当に非難されるべきは誰か

Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 法王発言に報復テロ予告、アル・カーイダ系武装勢力
法王の不用意な発言よりもこいつらこそ非難されるべきなのですが、きっとイスラム社会はなにも言わないか、言ってもそれがイスラム社会の大勢を占めるような意見にはならないのだろうと思います。
今日オウム麻原の死刑判決確定に関連して、坂本弁護士一家の遺族(奥さんのお父さん)がテレビのインタビューに答えているのを見ました。警察が「失踪」ではなく「誘拐」として本腰を入れて捜査してくれず、捜査拡大の署名を取調室で非難するような態度をとったということについて、非常につらそうにお話されていました。これはこれで非常に理解できますし、警察なんだかなぁ・・・という気持ちになるのですが、本来本当に憎むべきはそのような事件を起こした犯人であり、その犯人達を先導していたとされる麻原なわけです。でも取り上げ方によってはそう見えなくなってしまう・・・。そんなことを思いました。
おそらく法王の発言は本音なのでしょう。私自身もイスラム社会、特にイスラム原理主義と位置づけられる人々とは、残念ながら相容れないのではないかという疑念をかなり強く持っています。それだけにその立場を十分に自認しないまま、不用意な発言をした法王は責められるのも仕方ないと思う反面、多少同情的になってしまうのが正直なところです。