思考や行動の基本となる考え

  • すべからく人間という生き物は不完全なものだ。
    • 人間に感情的になるな、というのは無理だ。
    • 人間が自身のすべての行動を、論理的な思考のみに基づくことはない。
    • 一人の人間がこの世界で起きているすべての事象を把握することは不可能だ。
    • 自分と異なる意見を眼前から排除しようとしてしまうことは自然なことだ。
    • 人間の闘争本能は、動物である以上消えることはない。
    • 人間のみに備わった理性は万能ではなく、限界がある。
    • 善悪という概念は、その時々で社会を形成する人間たちによって変化する
  • それでも人間は往々にして、自分(の経験)だけは完璧だと思いたがる。
  • さらに、他人に自分と同じ(不完全な)完璧を求めたがる。

思いつきで書いているので抜けがありそうですが、概ね私はこんな考え方で生きています。
だから、いかに相手を物理的・精神的に痛めつけることなく、戦うためにはどうしたらよいのかなどという、一見非常に矛盾する思考を行っていることも多いですし、感情的になっているときにはどうしたら合法的に対立する相手を痛めつけられるかを考えていたりします。可能な限り論理的な行動をとるよう心がけながら、どこかで感情に左右されても良いのだと割り切ってしまっていることもあります。そんな自分を不完全で良いのだと自己弁護することで、精神の均衡を保っているのかもしれません。でもこんな自分が結構好きだったりします。自分が完璧主義者でなくて良かったと思いますね(w。

こういった考え方が、基本的に人の理性に限界はなく、他者は等しく価値観を共有できるということを前提にしている思想を、さも社会正義のように謳い押し付ける、マスコミや言論を私が好きになれない理由そのものなのですね。