対中外交の難しさ

冒頭で司会者の人気アナウンサー・白岩松氏が、「靖国参拝に関して憤ったり責めたりするだけでは不十分で、そもそも靖国神社とは何なのか私達はより良く理解すべきだ」と述べ、日本在住17年になる映画監督の李纓氏と、彼の未完成の作品『靖国神社』を紹介する。これは、靖国神社の歴史や游就館に代表される「靖国史観」を説明した上で、様々な日本人に自分自身の言葉で靖国神社への思いを語らせ、それに耳を傾けることを主眼としたドキュメンタリー映画であった。取材を受けているのは靖国神社に批判的な仏教僧侶やキリスト教徒、そして靖国違憲訴訟を起こしている宗教学者のみならず、戦死した夫の魂は今も靖国に在ると日本語で語る「元日本人」の台湾女性も含まれている。そして白岩松氏が、「まずは両国間の愛憎をひとまずおいて、我々は日本をもっと理解すべきだ」と提言し、番組は終わった。

中国当局反日世論を小泉首相個人に向かわせることで、全体としての両国関係が損なわれるのを避けようとしているのだ。

結構頻繁に「冗談だろ?」というような対応を見せて、2chあたりではバ韓国と同列に並べられることの多い中国ですが、こういった記事を読むにつけ改めてバ韓国との格の違いを感じます。間違いなく自国民の統制に苦しんでいる中国共産党が、日本を侮っていたり、軽視したりはしていません。中国より日本を下に見るような共産党トップの言行も、ハニートラップや諜報活動の数々も、相応の戦略に基づいた外交上の武器なのだろうと思います。
中国侮りがたし。彼らに勝てないまでも負けないようにするために、小泉首相が一歩踏み出した「強い日本外交」への道をポスト小泉も踏み外さないよう、進んでほしいものです。