マスコミはこの捏造疑惑に真摯に対応する必要がある

・8月15日を前に続々と見つかる靖国批判文書 〜我々は世論操作の現場に直面しているのか〜|アジアの真実
まぁ正直私は件のメモが昭和天皇の言を記したものでも、またそうでなくとも、首相の参拝には影響しないし、するような事態になってはいけないと思っています。
ただ、このメモが大々的にマスコミに取り上げられ、揃いも揃って「昭和天皇A級戦犯合祀に不快感」と報じられ続けたことに違和感を覚えざるを得ませんでした。いったいどこに、このメモが昭和天皇の言を記したという根拠があるのか、まったくわからないからです。出所がはっきりしているから、本物であるといった見方をしているマスコミもあったようですが、それと「天皇陛下の言」ということとはまったく結びつかず、その検証がまったくなされた様子もないままに、だからもっと靖国はネガティブに語られなければならないという雰囲気が蔓延してく様には、嫌悪感すら覚えました。
首相の靖国参拝についてはさまざまな考え方、議論があるわけですが、少なくともこの数年、親中・親韓(いや媚中・媚韓か)の立場で物事を考えるさまざまな人たちが、小泉首相の揺るがない靖国参拝への決意に煮え湯を飲まされてきたことは明白です。小泉首相の任期が終わろうとしている今、このような情報が突如として報道され、しかもその報道のされ方に恣意的な「なにか」を感じるとなれば、これはなにかおかしい、怪しいと考える人間が多数出てきてもなんら不思議ではありません。
マスコミの報道が一段落した中で、私と同じような、または私よりも強烈に首相の靖国参拝を支持する考えの人間たちが、放映されたテレビの映像からある分析を終えたようです。このメモの前段が存在していること、そこには天皇が本来使わない、皇族の死に対する「薨去」という言葉が記されていたということなど、今もってマスコミが報じない、新たな事実についてです。
これをもって、マスコミの、いや媚中・媚韓派の捏造であるといった見方をするのは容易ですが、まずはマスコミ自身がこの結果についてきちんと各メディアで報道するかどうか、経緯を見守るべきかと思います。もしこの件についてマスコミが黙殺を続けるとなれば、やはり日本のマスコミは死んでいると批判せざるを得ません。少なくとも、メモの前段についてその存在をきちんと明らかにし、その上で昭和天皇の言ではない可能性が高まっている、またはそのような見方が浮上しているということを、マスコミ報道を鵜呑みにする多数の視聴者・読者に事実を伝えることこそ、この件についてマスコミが早急にすべきことだと考えます。
昭和天皇の言であるという、確たる証拠を持っている人間など、この世にはすでにいないはずです。もしもこのメモがネット上の指摘どおり、徳川義寛侍従長の発言だったとすれば、これまでのマスコミ各社の報道姿勢は偏った情報操作と疑われることも、また不正確な報道であったとの批判も免れないでしょう。それでもマスコミ各社はここで真摯な対応をとるべきです。その上で、靖国については更なる議論を続ければよし。さもなくば、世のマスコミ不信はこれから先加速度的に大きくなっていくような気がします。