花に囲まれて

今日、ペットの葬儀屋さんをお願いしました。
専用の棺となる箱に入れられたぼたんの枕元には二つの花束。一つは葬儀屋さんにお願いしたもの、もう一つはお世話になった動物病院からいただいたものです。
明日の午前中には荼毘に付されることになるぼたんの亡骸。午後には遺骨になって我が家に帰ってくる予定です。
私たち夫婦はお墓を用意するのではなく、ぼたんの遺骨を家においておくことにしました。いつか私たちのどちらかが墓に入る墓を選ぶときに、マンションを選んだときと同様、一緒に入れる物件を探そうと思っています。
しんのすけも心なしか元気がありません。昨日はぼたんが息を引き取った後、昼間から家の中でぼたんを捜し歩いたらしく、いつもなら活動時間帯になる夜には最近お気に入りの椅子の上で寝ていました。今これを書いている間も寝ています。体調云々ではなく、やはり彼女も人間で言う寂しさのようなものを感じているように思えてなりません。
一昨日、4/11は私たち夫婦の結婚記念日でした。満9年となる今年はぼたんの急激な体調悪化でお祝いどころではありませんでしたが、その翌日に息を引き取ったぼたんは結婚記念日を避けてくれたようにも思いますし、結婚記念日が来るたびに自分を思い出して欲しくて、永眠する日に4/12を選んだようにも思います。
昨夜はほとんど寝ないで今日の仕事に臨んだので結構きつかったのですが、無事予定をこなすことができました。明日が土曜日であることも、なんとなくぼたんの親孝行のような気がします。